
じんましんは、かゆみが強く、膨疹と呼ばれる、わずかに盛り上がった地図状の赤い発疹や、みみず腫れが数時間~24時間以内にできては消えていく皮膚疾患です。
多くは1、2週間以内におさまる急性じんましんと、6週間以上続く、慢性じんましんに分類されます。
急性じんましん
アレルギーによるものと、アレルギーではないものにわけられます。
蕁麻疹と言えば、アレルギー、というイメージを持たれている方が多いと思いますが、実際には急性じんましんの原因がアレルギーであることは少なく、数%程度と報告されています。風邪などの感染症が原因となるものが30-40%程度、特発性といって原因が特定できないものが50%以上です。アレルギーを疑う場合には血液検査などで原因同定を目指しますが、確定できない場合も多くあります。
抗ヒスタミン薬の内服で治療します。
慢性じんましん
6週間以上続くタイプの、慢性じんましんの原因が何らかのアレルギーであることは滅多にありません。特発性といって原因が特定できないものが75%以上ですが、機械的刺激や寒冷刺激など、誘因がわかるものもあります。
長年に渡り治療を必要とする場合が多く、まずは薬を使っていれば、じんましんの症状が日常生活に支障をきたさない状態を目指します。
治療の第一選択は抗ヒスタミン薬ですが、十分な量の抗ヒスタミン薬の内服を行っても、症状のコントロールができない場合には、注射薬ゾレアによる治療も検討されます。
