トレチノイン、ハイドロキノンは、両者ともにしみ治療のための塗り薬ですが、両者を併用することで相乗効果が期待できます。いずれも自費診療(保険適応外)となります。
曙橋さざなみ皮ふ科では、赤み・乾燥などの副作用のでやすいトレチノイン単独でまずは治療を開始し、状況を見ながらハイドロキノンを追加していく方針としています。
トレチノイン
トレチノインは、ビタミンAの誘導体です。皮膚のターンオーバーを促進し、しみの元となるメラニン色素を早期に排出することで、しみの改善に働きます。また、コラーゲン産生を促す作用もあるため、小じわの改善や、肌のハリ、キメ細かさの改善も期待できます。ピーリング効果があるため、にきびの治療にも役立ちます。
使用開始初期には赤みや皮むけが出やすいですが、多くの場合、数週間で肌が慣れて落ち着いてきます。
ハイドロキノン
ハイドロキノンは、しみの元となるメラニン色素の生成を抑える成分です。メラニンを作り出す酵素(チロシナーゼ)の働きを阻害することで、しみや色素沈着を薄くする効果が期待できます。
使用方法
1
夜 洗顔 化粧水 乳液
入浴および洗顔後に普段お使いの化粧水、乳液を使用してください。
ただし、レチノール製剤を含むものの使用は避けてください。成分的にトレチノインと重なってしまう部分があるからです。
2
トレチノイン
患部にトレチノインを外用してください。アンチエイジング効果を期待して、広めに外用していただいても大丈夫です。
3
ハイドロキノン
患部にのみハイドロキノンを外用してください。
料金
起こりうる有害事象、リスク
トレチノイン・ハイドロキノン共通:皮膚の赤み、かゆみ、乾燥、アレルギー。
ハイドロキノンのみ:皮膚の白抜け、色素沈着
注意事項
トレチノインの使用の初期には、塗布部位の赤みや乾燥しますが、徐々に落ち着いていく場合が多いです。
薬剤の使用中は日焼け止めや日傘等を使用し、なるべく日焼けを避けるようにしてください。
治療が行えない方
妊娠中または妊娠の可能性のある方、授乳中の方、トレチノイン・ハイドロキノンに対してアレルギーのある方
必要掲示事項
トレチノイン・ハイドロキノンは医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認機器・医薬品です。
未承認機医薬品のため副作用被害救済制度の対象外です。
入手経路:国内の販売代理店を通じて購入しています。
国内の承認医薬品等の有無:同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品はありません。
諸外国における安全性等に係る情報特定のリスク:皮膚の赤み、かゆみ、乾燥、アレルギー、皮膚の白抜け、色素沈着などが副作用として起こりえます。
